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おだやかな日々

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描くことは、未知の世界への旅

人は誰しも自分の中に語られざる自己を持っていると思います。
決してことばや論理では表せきれず、曖昧模糊としているけど、
それは確かに存在し、生きていく上でとても大切なもの。
そして、やや乱暴な言い方になってしまいますが、
今の教育では置き去りにされているもの。

描く、という行為は、そんなよくわからない、でも確かにある
自己を掘り起こし、向かい合い、外の世界に出していく、
そういうことなのではないかと思います。

でも、それは誰も見たことがなく、
何かのカタチをしているわけでもなく、
時には目にも見えないかもしれない。
本人にとっても未知の世界なんです。きっと。

私たちは、そんな未知の自己を、もっと大切にした方が
良いと思うのです。
もちろん、他者も尊重し、大切にする。
なぜならそれは唯一だから。
確実にその人の生に関わっていて、
この世界をも構成するものだから。


今年も『成長する絵画』展を開催します。
彼らの描く、表現世界は、後にも先にも、どの世界でも
唯一で「今ここ」にしかないもの。
絶えず流れ、動き、変化するもの。
伴走をしていると、一緒に未知の世界に
連れて行ってくれます。

今回は作品展の運営費を捻出するため、
クラウドファンディングに挑戦しました。
Facebookやクラウドファンディングサイトをご覧いただいて、
何かを感じたら、ご支援や拡散のご協力をお願いします。

〈成長する絵画Facebookページ〉
https://www.facebook.com/seichousurukaiga

〈成長する絵画展2015クラウドファンディングページ〉
https://readyfor.jp/projects/seichousurukaiga

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# by matin_soiree | 2015-08-31 14:16 | アート

ブログ

Facebookの登場ですっかり
書かなくなってしまいました。
iPhone用のブログアプリが変わることを知り、
なんとなく試しています。

そういえばFacebookと違って、こちらは匿名。
実はそれが開放感を生んで、内容にも
多少は自由さをもたらしていたのかもしれないな…。

たまにはその自由が欲しくなるかも。

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# by matin_soiree | 2015-05-30 06:22

もうすぐ春ですね

毎年、毎年そう思いますが、月日が経つのは早いと
わかっているのに、
春が来るのが待ち遠しい。不思議です。
それにしても、春ばかり人気だと冬の立場もありませんね。
たまには冬の気持にもならなきゃな…。

写真は先月末に行った清里です。
こうしてみると、冬も素敵ですよね。

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# by matin_soiree | 2015-03-15 07:00 | お茶

秋が来るのではなく、夏が終わる

まだ8月も半ば。天気予報では残暑の厳しさを
さかんに伝えていますが、でも、
深夜と明け方の空気は、もう夏のそれではありません。
ゆっくりと夏も終わりに近づいているんですね。

あくまでも主観にもとづいた見方ですが、
冬はもちろん、春も秋も、あまり「終わり」という言い方を
しないような気がします。
いずれも次の季節、たとえば「春がやってきた」の方が
多いのではないでしょうか。

その点、夏は「終わり」が最も似合う季節です。
夏の終わりは、なぜかこころの中に
ことばにならない何かを残します。

夏の終わり。

なんででしょうね。

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# by matin_soiree | 2014-08-19 12:00 | 季節

今年も「成長する絵画」展

先日投稿した『保育園の「表現者たち」展』は、現在開催中。
トークイベントも無事終了し、
毎日いろいろな出会いと気づきをもらっています。

そして、今年もやります。
「成長する絵画」展
僕らの想像を超えた意識レベルから生み出される造形。
いつも未知の世界に誘ってくれます。

9月23日(火・祝)〜10月5日(日)
東京、根津のGallery okarinaBにて

さらに詳細が決まりましたら、お知らせします!

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# by matin_soiree | 2014-07-24 07:19 | アート

保育園の「表現者たち」展             〜美術がひとの成長にもたらすもの

なんと…ブログを放置して、はや半年。
最後に更新したのは昨年でした。
早いなあ。
でも、その間、いろいろあったことも事実。
今、こうして再開できているだけでも、ありがたいと思います。

さて、今日は一日中お日様が顔を出していて風も心地よい。
梅雨の間の清々しい一日です。
窓から入る風を楽しみながら久々にブログを書いています。

*****

美術が人の成長にもたらすもの
来月、東京の根津で展覧会を企画しています。
都内の保育園で実践している美術の時間の様子と作品を通して
美術が子ども、ひいては人の成長に何をもたらすのか──、
そんなことを考える機会とできたらという主旨です。
子どもたちの作品は驚くほど新鮮で目から鱗です。
それだけでも一見の価値あり、
ですが、もしお越しいただけるようでしたら
どうぞ、テーマである美術と成長に関して
一緒に考えていただければと思います。

『保育園の「表現者たち」展』
〈会期〉2014年7月19日(土)〜27日(日)
    12:00〜20:00(最終日27日は19:00まで)
〈会場〉Gallery okarinaB
    ギャラリーオカリナB
    東京都文京区根津2-16-10
    東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口徒歩1分
〈入場〉無料
〈主催〉アトリエ ル・マタン

 ※7月20日(日)14〜16時、ギャラリー近くの公共施設にて
  トークイベントも行います

 Facebookページもあります!(ここをクリック)

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# by matin_soiree | 2014-06-15 17:41 | アート

それでも、未来はやってくる

普段から、いろいろなワークショップや
対話の場に顔を出しているのですが、
12月になると「今年1年を振り返ってひとこと」
といった、アイスブレークのような時間がもたれます。
先日参加したある勉強会でも
「あなたの今年1年を漢字一文字で表すと…」
というお題で各人が簡単に話す時間がありました。
そこで僕が話した「今年の漢字」は…

『谷』

でした。


今年は自分自身も家族も、あるいは友人も
健康に関わる大事があったり、
仕事もちょっと不調になったり、
まるで谷の底にいるようでした。
それは今も、いや、おそらく、
まだ当分続くような気がします。
日々の気分は、もちろん低調です。

でも、谷底からしか見えない景色もあって、
意義深い体験でもあります。
このブログでも、同じような目線でいる方から
ひっそりとメッセージをいただいたり、
それだけでも貴重で、ありがたいことです。

そして、谷はいつかは上り坂になるはず。
緩やかでいいので、少しずつ登ってゆきたい…
そんなささやかな希望も持っています。

もう少しで今年も終わります。

いま、このブログを読んでいただいているすべての方に
おだやかな日々を─。

you_ske

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# by matin_soiree | 2013-12-20 17:11 | その他

12月

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ブログもだいぶ久しぶりになりました。
今年もあと1ヶ月で終わりですね。

今日、パソコンのデータを整理していたら
昔の友人からのメールが出てきました。
いま、その友人がどこにいて
何を見て、何を思っているのか、
それはわかりません。
もうこの友人から
メールが送られてくることは
二度とないのでしょう。

でも、ことばは残ってる。
ここに、ひっそりと。
あたかも、いま、
生まれてきたかのように。

12月の静かな夜。
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# by matin_soiree | 2013-12-04 19:33

母と一緒に寝た夜

ちょうど一週間前。母が虚血性大腸炎なる病気で
緊急入院しました。
おそらく生命の心配をするほどのことではないと
思いますが、それでも、発病してから数日間は
常にものすごくお腹が痛むらしい。
しかも、母も齢80を越す高齢です。
父(も高齢だけど…)と姉と僕の3人で
交代で泊まり込み付き添いをすることになりました。
入院3日目が僕の当番初日。
ところが、その日は昼くらいから
母のろれつがおかしくなってきて、
夜になるとだんだんと、言っていることの
辻褄もあわなくなってきました。
果たしてその夜中、僕以外の家族が帰ってから、
母の意識は朦朧とし、何度も起きては
「家に帰りたい」
「お父さんが玄関で待っていてくれるんだから」
「ここはどこなの? なんであんたは
 私をこんなところに閉じ込めるの?」
「あっちの部屋に連れて行って」
と僕を責めるかのごとく言うようになりました。
そして実際にベッドから出ようとするのです。
そのたびに看護士さんに助けてもらいながら
ベッドに寝かしていたのですが、
時間が経つとさらに言動は過激になり、
未明には、ウトウトしていた僕が
ふと目を覚ますと、そこには血だらけの
パジャマを着た母と看護士さんが立っていました。
どうやら点滴を自分で思い切り抜いて
部屋の中を歩き回ったらしい。
床に血痕がたくさん残っていました。
看護士さんは申し訳なさそうに
「病院の決まりなので、点滴を外してしまう患者さんには
 手袋をしてもらうんです…」
と、まるでミトンのような大きな手袋をつけました。
もちろん、それを見た母はまた抗議します。
いや、抗議というより、子どものように
泣きわめくように見えます。
僕もその手袋を見ていると
言葉にならない悲しみがわいてきて、
看護士さんに「僕が手をずっと握っていますから、
手袋をはずしてほしい」とお願いしました。

その日の看護士さんは僕より全然若いのに、
とてもしっかりしていて、しかも、とてもやさしい。
病室に入るときはいつも笑顔。
そして他の看護士さんと違うところは、
彼女だけ、母に敬語で話しかけます。
彼女は、すぐに僕の気持ちを汲み取ってくれたのか、
手袋をはずしてくれました。

でも、ベッドの横に座って母の片手だけを持って
いるのはなかなか無理があります。
僕もついつい寝てしまう。
そこで母の手を握ったまま
ベッドに一緒に寝ることにしました。
母はちょっと太ったけど、背は低いし、
狭いことは狭いけど、
ベッドは僕が入ることもできました。

なんと、僕は40数年ぶりに母の手を握って、
一緒に寝たんです。
すぐに目が覚めないように点滴で眠らされた
母の寝顔をじっと見ていたら、
涙が止まらなくなってしまった。
僕は母の肩に顔をうずめてひとしきり泣きました。
まるで4歳の時の自分のように。

そして、母はやはり母でした。
40数年、母と僕は言葉にならない確執がありました。
でも、母はずっと母だったのです。

翌朝、普段の自分に戻った母は、
父と姉を前に、
「昨日、この子がずっと、
 お母さん、ごめんね、と言ってたわ…」
と言ったそうです。
一応、昨晩の出来事はだいたい覚えているらしい。
父と姉は笑顔で聞いていましたが、
僕はまた、しみじみそんな母を見ていました。

僕は気づいたんです。
自分は心の底から、母を愛している、ということに。
そして、もちろん父も姉も、
家族のありがたさをつくづく思い知らされました。

おかげさまで、母は来週をメドに退院の予定で
治療を続けています。

今回の入院で母はとても辛い思いをしたでしょう。
もちろん、家族もです。
でも、僕にとっては皮肉なことに
親への感謝や愛というものを(今さらながら)
教えてくれた出来事でした。
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# by matin_soiree | 2013-09-16 20:40 | その他

『成長する絵画』展2013             造形表現と共に歩む脳性まひの作家たちと家族のいま。

今年もやります。
脳性まひの作家たちの絵画展です。
今回は親御さんの作品も一緒にご覧いただきます。
今回のコンセプトは「共に生きる。共に成長する」です。
作家本人はもちろん、ご家族、一緒にやっている美術士、
そして企画している私たち。
すべてがお互い学び合い、成長しています。
そこには年齢も性別も経歴も障がいのあるなしも
まったく関係ありません。
このミクロ・コスモスそのものも成長していってもらいたい
そんな思いでいます。

批判的なことは書きたくありませんが、
いわゆるアールブリュット、アウトサイダーアートも、
もちろん素晴らしい。
私も敬愛する作家はたくさんいます。
でも、あれとて、やはり限られた才能ある人たちの作品です。
私たちはそれでは満足できません。
すべての人が自分を信じ、自分の中にあるものを
表現すれば、そこには必ず誰かの胸を打つ何かがあるのです。

そして、何よりも大切なのは、制作のプロセスです。
その中で自分と、他者と、作品と
どう関わっていくのか。
そこで何が見えてくるのか。
「Awareness(自覚・気づき)」です。
関係性の中から見えてくる何か。
私たちは、今の自分たちの活動を
「Awareness Art」として進めていきたいと考えています。

本展示に関しては、Facebookもご覧ください。
https://www.facebook.com/seichousurukaiga
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『成長する絵画』展2013
〈前期〉 2013年8月24日(土)~9月1日(日)
〈後期〉 2013年9月21日(土)~9月30日(月
*展示作品を入れ替えます
12:00~20:00 (9/1および9/30の最終日は19:00まで)
at Gallery okarinaB 東京都文京区根津2丁目16-10
千代田線「根津駅」1番出口より徒歩1分
http://okarinab.com
入場:無料
主催:成長する絵画クラス家族の会
協賛:肢体不自由児を育てる親の会すてっぷばいすてっぷ
協力:アトリエ ル・マタン「成長する絵画展」チーム
 
*会期中に、絵画と音楽のコラボレーション「KARINBA」のライブ があります 9月22日(日) 12:00~12:30 / 17:00~17:30
*他にもワークショップなどのイベントを予定しています。詳しくはfacebookで情報発信中。「成長する絵画展」で検索
*本展はアートリンク上野-谷中2013に参加しています
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# by matin_soiree | 2013-08-06 03:13 | アート