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おだやかな日々
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カテゴリ:未分類
  • 空っぽの日本
    [ 2007-09-20 00:25 ]
  • 存在の悲しさ~遠藤周作 『満潮の時刻』
    [ 2006-11-03 15:11 ]
  • 無題
    [ 2006-10-19 00:44 ]
  • 孤独 宇宙に漂う魂
    [ 2006-08-27 00:20 ]
  • 生活必需品
    [ 2006-07-02 14:05 ]
  • 中田英寿
    [ 2006-06-24 12:37 ]
  • 雨の日曜日にはじめます
    [ 2006-06-18 13:14 ]
空っぽの日本















先日―もうだいぶ前になりますが―大型の台風が関東を通過した翌日、
伊勢神宮にお参りに行きました。

はじめて行くお伊勢さま、京都の仏閣に見られる装飾性を期待すると、
思わぬ肩透かしです。

それもそのはず、日本の神社はあまりにも何もない。

伊勢神宮も神聖な森のなかにただお社がおかれているだけ。
社殿の中はのぞき見ることもできませんが、
その空虚な佇まいは、参るものを、
まるで虚無のブラックホールのような世界に迷いこませます。

実際、昇殿には何もない。
以前、靖国神社の昇殿を参拝した際、
簡素な紙飾り(紙垂)と大きな鏡のみで、
あとはただ畳が敷かれている様に
不思議な感慨を持ちました。
でも、これが日本なのではないかと、思います。

日本は空っぽで何もない。
その中は無。
無という芯が空間を支えている。
この何ものにもこだわりのない魂が、
他の民族との一線を成立させている。
僕たちはこの「無」を忘れてはいけないような気がします。


伊勢神宮の森では、ただ蝉の鳴き声が響いていました。



by matin_soiree | 2007-09-20 00:25 | Trackback | Comments(6)
存在の悲しさ~遠藤周作 『満潮の時刻』
平穏な生活に突然、降ってきた死への不安。
主人公はそれと直面することで、
命あるすべてのものが宿命的に背負っている“悲しさ”を知ります。
病院の屋上からの風景─。
道を行き来する自動車、
窓の中で忙しく動く人々、
乳色の空に、まっすぐに立ち上る煙突のけむり…。
それはいつも目にしているものと変わらないはずなのに、
何かを語りかけてきます。


「なぜ、煙は、真っ直ぐ、夕暮れの空にのぼるのか」

「ナゼ、ケムリハ、マッスグ、ユウグレノソラニ、ノボルノカ」


*****

おだやかな休日の午後、窓をあけると
遠くを走る電車の音、くるまの音、
こどもたちの歓声、
そして鳥たちのさえずりが聞こえてきます。
確実にいまこの地球上のどこかで、
なにものかの命が力尽きているはずなのに、
この現実は何も変わりません。
私たちは連綿と続く、広大な生命の営みの
一瞬を生きているに過ぎないのではないか─。
そう思ったとき、目に見えるもの、耳にするものすべてが
愛おしく感じられてくるような気がします。

*****

先日、夜遅くに乗った、東京に向かう新幹線。
さがしあてた指定席のとなりに、すでに座っていた女性が
「私が・棄てた・女」を読んでいました。
ただただ走る音だけが聞こえる車内。
文庫本に目を落とす彼女の向こうは暗闇の窓。
今年は遠藤周作氏の没後10年だそうです。


by matin_soiree | 2006-11-03 15:11 | Trackback | Comments(6)
無題












by matin_soiree | 2006-10-19 00:44 | Trackback | Comments(4)
孤独 宇宙に漂う魂
冥王星の発見者トンバ博士の遺灰をのせた人工衛星「ニューホライズン」は、
9年後の2015年、目的の地、冥王星にたどりつくそうです。
博士はその生涯を閉じて初めて、愛すべき冥王星に抱かれて眠ることができるようです。

でも、歴史上はじめて地球から宇宙空間に行った生命体には
目指すべき星はありませんでした。
1957年、ロシアで打ち上げられた「スプートニク2号」にのせられた犬『ライカ』は
周回軌道にのってから数時間後にその生を閉じました。
「スプートニク2号」は回収計画がなかったため、
おそらく、しばらく軌道を周回した後、ライカともども大気圏に落ちて燃えつきたのでしょう。
ライカの肉体は無くなり、遺灰も残らず、ただ魂だけが今も宇宙を漂っています。

 「次の瞬間にはわたしたちはまた絶対の孤独の中にいる。
 いつか燃え尽きてゼロになってしまうまでね」
 (村上春樹 『スプートニクの恋人』)

私たちは誰もが『ライカ』であり、魂はいつもさまよっているのかもしれません。


by matin_soiree | 2006-08-27 00:20 | Trackback | Comments(2)
生活必需品
日々暮らしていく中で切らすと困るもの…。
僕の場合はペリエとIllyのコーヒーです。
水もコーヒーも特に薀蓄があるわけではありませんが、
このふたつに関してはペリエとIllyがお気に入りです。

シュパーっというペリエと、のんびり深いIlly。
今日もこれからお風呂で楽しみます。


by matin_soiree | 2006-07-02 14:05 | Trackback | Comments(0)
中田英寿
試合は、心のどこかで思っていたことが現実になったようなものでした。
それまでの2試合から準備はできていたのでしょう。ですから熱心なサッカーファンではない僕のような人間には、しばらくすれば忘れてしまうようなワールドカップだったかもしれません。
でも、最後に驚くべきことがおこりました。
そう、皆さんもご存知でしょう、中田が泣いたのです。それも人目も憚らず、全世界の人々が見る前で。

僕はこれまで中田英寿という人物の言動にはあまり好感をもてませんでした。試合後にある、いつもの自チームへの“叱咤”発言は、天に唾するようなもので、コミュニケーションの放棄に思えましたし、フィールド以外でのメディア露出も気持ちのいいものではありませんでした。

でも、ブラジル戦後の彼は僕の知っている中田とは違っていました。そこにはひとりの29歳の青年がいました。
金子達仁氏が「中田はイチローにはなれなかった」と題する文章をさまざまなマスコミで発表しています。確かに中田はイチローにはなれませんでした。ワールドカップ中もマスコミでは、彼がチームで孤立していることが書かれていました。中田がそれを修復すべく自身が努力したことも。それでも、中田は代表チームとひとつの気持ちを共有することができなかったのでしょう。

そして中田は泣きました。

中田はイチローにはなれませんでしたが、でも、本当の中田になれたのではないでしょうか。
彼の涙を見た仲間たちは何を思っただろうか…。
皆さんはどうですか?

僕は彼の涙で敗北を共有しました。

中田のことが気になっています。
  
  
by matin_soiree | 2006-06-24 12:37 | Trackback | Comments(0)
雨の日曜日にはじめます
今朝、目がさめたら雨。
休みの日の雨はわるくありません。
窓を少しあけて、外の音を聞く。
道をいく車の音。
遠くを走る電車の音。
踏み切りの音。
子猫の鳴き声。
そして雨の音。
なんだかやけに落ち着きます。

でも、洗濯物が乾きません。

そんな日に、ブログをはじめます。
日々の些細なことを徒然なるままに残していきます。

誰かが読んでくれるのかなあ…。
by matin_soiree | 2006-06-18 13:14 | Trackback | Comments(2)